「うちの子、そろそろ高学年なのに、まだ私が言わないと勉強しない…」
そんな悩みを持つママ・パパはいませんか?
高学年になると、学習内容が難しくなるだけでなく、中学受験を意識し始める時期でもあります。
だからこそ、親が「勉強しなさい!」と言うのではなく、子供が「自分で考えて行動する力」を身につけることが大切です。
この記事では、小学校高学年のお子様が、自主的に学習に取り組むようになるための効果的な方法を、心理学に基づいた理論も交えながら、具体的に解説していきます。
親御さんのサポート方法についても触れているので、ぜひ最後まで読んで、お子様の将来に役立つ学習習慣を育んでいきましょう!
高学年だからこそ重要!自主性を育む学習習慣
小学校高学年になると、学習内容が難しくなり、学習量も増加します。
この時期に、「言われたことだけをやる」受け身の姿勢では、学習の遅れに繋がりかねません。
自分で計画を立て、実行し、振り返るというサイクルを繰り返すことで、「自ら学び続ける力」 を身につけることが、高学年からの学習において非常に重要になってきます。
思春期突入?!高学年の心理と学習への影響
小学校高学年になると、第二次性徴期を迎え、身体的にも精神的にも大きな変化が生じます。
この時期の子供たちは、
- 反抗期: 親の言うことを素直に聞かなくなり、反抗的な態度をとることが増える
- 自己主張: 自分の意見や考えをしっかり持ち、主張するようになる
- 精神的な不安定さ: ホルモンバランスの変化や、環境の変化などにより、イライラしやすくなったり、不安定になったりすることがある
…など、情緒面が不安定になりがちです。
このような時期だからこそ、頭ごなしに叱ったり、強制したりするのではなく、子供の気持ちに寄り添い、共感しながら接すること が大切です。
反抗期への対応に悩んでいる方は、子供のやる気を引き出す言葉かけ&親の心構えの記事も参考にしてみてください。
【ステップ別】自主性を育む学習習慣の身につけ方
ステップ1. 目標設定 – なぜ勉強するのか?
まずは、子供が 「なぜ勉強するのか」 という目的意識を持つことが重要です。
「将来、〇〇になりたいから」「〇〇中学に合格したいから」など、具体的な目標 を設定することで、学習意欲を高めることができます。
目標は、子供自身が 「ワクワクする」「やってみたい」と思えるもの を一緒に探してあげましょう。
もし、お子様が将来について具体的にイメージできていない場合は、将来の選択肢を広げるために、色々な経験をさせてあげることが大切です。
小学生におすすめの習い事 や 将来性のある職業 についての記事も参考になるかもしれません。
ステップ2. 計画 – いつ、何を、どのように?
目標を達成するためには、具体的な計画が必要です。
この時、親が一方的に決めるのではなく、 子供と一緒に計画を立てる ようにしましょう。
- いつ勉強するのか: 毎日の生活リズムの中で、勉強時間を決めます。
- 何を勉強するのか: 教科、単元、教材など、具体的に決めていきましょう。
- どのように勉強するのか: 教科書を読む、問題集を解く、動画授業を見るなど、自分に合った学習方法を考えます。
- 自分に合った学習方法がわからない場合は、小学生におすすめの勉強法 の記事も参考にしてみましょう。
ポイント
- 計画は無理のないものにする: 最初から完璧を目指すのではなく、まずはできるところから始めましょう。
- 計画表を見える場所に貼る: 常に目標を意識できるように、計画表を見える場所に貼っておきましょう。
ステップ3. 実行 – 集中力を高める環境づくり
いざ勉強を始めようと思っても、なかなか集中できない… そんな時は、学習環境を見直してみましょう。
- 勉強机の周りはスッキリと: 漫画やゲームなど、気が散るものは片付けましょう。
- ゲームとの付き合い方については、ゲームとの上手な付き合い方講座|小学生ママ必見!ルール作りのコツ&トラブル解決策の記事で詳しく解説しています。
- スマホは手の届かない場所に: 勉強中は、スマホを別の部屋に置くなど、視界に入らないようにしましょう。
- タイマーを活用: 小学生が集中して勉強する!集中力を高める効果的な方法&環境づくり の記事で紹介した、タイマーを使った集中力アップ術も効果的です。
ステップ4. 評価 – うまくいった?いかなかった?
計画通りに進めることができたら、しっかり褒めてあげましょう。
子供のやる気を引き出す言葉かけの記事も参考に、具体的な行動を褒めてあげると、より効果的です。
もし、計画通りに進まなかった場合は、なぜうまくいかなかったのか を一緒に考え、次の計画に活かしましょう。
- できなかった自分を責めない: 「次は頑張ろうね」と、前向きな言葉をかけてあげましょう。
- 計画の見直し: 目標達成のために、計画を見直すことも必要です。
親ができるサポート
- 「勉強しなさい!」は逆効果?: もうイライラしない!小学生の宿題をスムーズに終わらせる魔法の言葉かけ でも解説していますが、頭ごなしに叱るのではなく、「どうしたの?」「何か困っている?」と、まずは子供の気持ちに寄り添うことが大切です。
- 対話を重ねる: 子供の興味関心、将来の夢などについて、日頃からコミュニケーションを取り、学習意欲を高めるように働きかけましょう。
- 成功体験を共有: テストで良い点数が取れた時や、目標を達成できた時は、一緒に喜び、成功体験を共有しましょう。
まとめ|「自ら学ぶ力」を育む
高学年になると、学習内容も人間関係も複雑になり、子供は多くの課題に直面します。
この時期に、親が「勉強しなさい!」と強制するのではなく、「自分で考え、行動する力」を育むことが、子供の将来にとって大きな財産となるでしょう。
この記事を参考に、お子様の自主性を育むサポートをしてあげてくださいね。
コメント