「うちの子、ご褒美がないと全然勉強しない…」
「ゲームばかりで、やる気スイッチが見つからない…」
小学生のお子さんを持つママ・パパなら、一度はこんな悩みを抱えたことがあるのではないでしょうか?
「テストで100点取ったら、ゲームを買ってあげる!」
「宿題を全部終わらせたら、おやつを食べていいよ!」
ついつい、ご褒美で子供のやる気を引き出そうとしてしまう気持ち、よく分かります。
しかし、ご褒美は使い方を間違えると、逆効果になってしまうことも…。
この記事では、小学生の学習モチベーションを維持するための効果的な方法を、心理学に基づいた理論も交えながら、ご褒美の使い方の注意点も含めて解説していきます。
ご褒美に頼りすぎず、子供が「自ら学びたい!」と思えるようになるためのヒント が満載です。ぜひ、最後まで読んでみてくださいね。
目次
ご褒美は諸刃の剣?メリット・デメリット
ご褒美は、子供のやる気を引き出す即効性のある方法ですが、使い方によっては、子供の学習意欲を損なう可能性も孕んでいます。
まずは、ご褒美のメリットとデメリットを理解しておきましょう。
メリット
- 即効性がある: 目に見える報酬を与えることで、短期間で子供の行動を変化させることができます。
- 目標達成を促す: 目標を達成することでご褒美がもらえると分かれば、子供は目標に向かって努力するようになります。
- モチベーションを維持: 目標達成までのプロセスで、ご褒美がモチベーション維持に役立ちます。
デメリット
- 内発的動機付けを阻害: ご褒美のために勉強するようになり、本来の「学びたい」「知りたい」という気持ちが薄れてしまう可能性があります。
- ご褒美がないと行動しない: ご褒美がないと、勉強しなくなってしまう依存状態に陥る可能性があります。
- 金銭感覚の麻痺: 高価なご褒美ばかりを与えていると、金銭感覚が麻痺してしまう可能性があります。
ご褒美の効果的な使い方
ご褒美を使う場合は、以下のポイントを意識しましょう。
- 小さな目標に設定する: 大きな目標だと、達成までに時間がかかり、モチベーションが維持しにくくなります。小さな目標をクリアするごとに、ご褒美を与えるようにしましょう。
- 努力やプロセスを褒める: 結果だけでなく、努力した過程を認め、褒めてあげましょう。「よく頑張ったね」「諦めずに取り組んでいたね」など、具体的な言葉で伝えることが大切です。
- 物ではなく、体験型のご褒美も: ゲームや玩具などの物質的なご褒美だけでなく、遊園地に行く、映画を見るなど、親子で楽しめる体験型のご褒美もおすすめです。
- 金銭感覚を養う: ご褒美を与える際に、お金の価値や使い方について、子供と一緒に考える機会を設けましょう。
- 段階的に減らしていく: ご褒美に頼りすぎず、徐々に減らしていくことを目標にしましょう。
ご褒美以外でやる気を引き出す方法
ご褒美だけに頼るのではなく、子供の内発的動機付けを高めることが、長期的な学習意欲の向上に繋がります。
ここでは、ご褒美以外の方法で、子供のやる気を引き出す方法をご紹介します。
1. 「楽しい!」を見つける
- 学習内容に興味関心を持たせる:
- 子供の好きなことを題材にしたり、クイズ形式にしたりなど、学習内容を工夫してみましょう。
- ゲーム感覚で学習:
- 楽しく学べる教材やアプリを活用することで、学習への抵抗感を減らすことができます。
- 小学生向けタブレット学習、どれがいい?人気サービスを徹底比較!の記事も参考になるかもしれません。
- 成功体験を積み重ねる:
- 小さな成功体験を積み重ねることで、自信をつけ、「もっと頑張ろう!」という気持ちを引き出すことができます。
- 【体験談】勉強嫌いな子が変わった!やる気をアップさせる魔法の習慣の記事で、具体的な方法を紹介しています。
2. 目標を共有する
- 将来の夢について話し合う:
- 将来なりたい職業や、やりたいことを一緒に考えることで、子供は「なぜ勉強するのか」という目的意識を持つことができます。
- 具体的な目標を設定する:
- テストで目標点を取る、苦手な単元を克服するなど、具体的で達成可能な目標を設定することで、モチベーションを維持しやすくなります。
- 目標設定について、さらに詳しく知りたい方は、【高学年向け】自分で計画、実行!自主性を育む学習習慣の身につけ方の記事も参考にしてみてください。
3. 学習環境を整える
- 集中しやすい環境を作る:
- 机の周りを整理整頓したり、テレビやゲームが見えない場所にしたりなど、集中しやすい環境を整えてあげましょう。
- 小学生が集中して勉強する!集中力を高める効果的な方法&環境づくりの記事で、具体的な方法を紹介しています。
- 学習時間を決める:
- ダラダラと長時間勉強するのではなく、時間を決めて集中して取り組むようにしましょう。
- 休憩時間を設ける:
- 集中力が途切れないように、適度な休憩時間を挟みましょう。
4. 親も一緒に学ぶ姿勢を見せる
- 読書をする:
- 親が読書を楽しむ姿を見せることで、子供も自然と読書に興味を持つようになります。
- 新しいことを学ぶ:
- 親が積極的に新しいことを学ぶ姿勢を見せることで、子供も学ぶことの楽しさを実感することができます。
まとめ|「自ら学びたい!」を引き出すために
ご褒美は、使い方によっては効果的な場合もありますが、 内発的動機付け を高めることこそが、子供の学習意欲を長期的に維持する上で重要です。
この記事でご紹介した方法を参考に、お子様が「自ら学びたい!」と思えるような環境作り、そして、温かいサポートを心がけてみてくださいね。
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