「うちの子、全然勉強しない…」
「どうしたら、自分から机に向かうようになるの…？」
こんな悩みを持つ小学生ママ・パパ、多いのではないでしょうか？
「勉強しなさい！」とガミガミ言っても、なかなか効果がない…
むしろ、反発されてしまうことも。
そんな時、親としてどんな言葉かけをすれば、子供は自ら進んで学習に取り組むようになるのでしょうか？
この記事では、子供の学習意欲を高め、勉強嫌い克服に繋がる魔法の言葉かけ を10個ご紹介します。
心理学に基づいた理論も交えながら、具体的な例も合わせて解説していくので、ぜひ最後まで読んで、今日から実践してみてくださいね。
なぜ勉強しないの？子供の気持ちに寄り添う
子供の学習意欲を高めるためには、まず、なぜ子供が勉強に対してやる気を見せないのか、その理由を理解することが大切です。
小学生くらいになると、子供なりに「勉強は大切」ということは理解し始めています。
にも関わらず、なかなかやる気が出ないのには、子供自身も気づいていない、さまざまな理由が隠れているもの。
例えば…
- 「勉強の楽しさ」を知らない: ただ問題を解いたり、暗記したり…「勉強＝つまらないもの」と感じていませんか？
- 自分に自信がない: 「どうせ頑張ってもできない」「自分には無理だ」と、諦めてしまっていませんか？
- 目標が見えない: 「何のために勉強するのか分からない」「将来の夢と勉強が結びついていない」と感じていませんか？
- 集中力が続かない: 周りの誘惑に負けやすく、集中力が途切れてしまうことはありませんか？
- 親の期待がプレッシャー: 「良い成績を取ってほしい」「〇〇ちゃんみたいに頑張って」という親の期待が、逆にプレッシャーになっていませんか？
子供の学習意欲を高める魔法の言葉かけ10選
子供のやる気を引き出すためには、頭ごなしに叱ったり、否定したりするのではなく、子供の気持ちに寄り添い、共感することが大切です。
そして、「学ぶって楽しい！」「もっと知りたい！」という気持ち を育む言葉かけを意識してみましょう。
1. 「すごいね！」「頑張ったね！」 努力を具体的に褒める
テストの点数や成績が上がった時だけでなく、「難しい問題に挑戦しているね」「集中して取り組んでいるね」など、 小さな努力やプロセスを具体的に褒めてあげましょう。
子供が自信をつけ、自己肯定感を高めることで、やる気アップに繋がります。
2. 「〇〇なら、できるよ！」 可能性を信じる言葉
「どうせ無理だよ…」と諦めてしまいそうな時は、「〇〇なら、きっとできるよ！」と、 子供の可能性を信じる言葉 をかけてあげましょう。
親が信じてくれることで、子供は「自分はできるんだ」と勇気をもらうことができます。
3. 「一緒にやってみようか？」 共感して背中を押す
「勉強しなさい！」と命令するのではなく、「一緒にやってみようか？」と、 寄り添う姿勢 を見せましょう。
親が一緒に取り組むことで、子供は安心感を得て、やる気を出しやすくなります。
4. 「〇〇ができたら、嬉しいな」 ワクワク感を共有
「勉強が終わったら、一緒に〇〇に行こう！」「〇〇の本を読んであげよう！」など、 目標達成後の楽しみ を共有することで、子供は「頑張ろう！」という気持ちになります。
ご褒美は、子供の年齢や頑張りに見合ったものを選びましょう。
ご褒美は効果的？小学生の学習モチベーションを維持するコツ｜逆効果にならない方法も解説も参考にしてみてください。
5. 「今日は、どの科目からやる？」 選択肢を与え、自主性を促す
「あれもしなさい」「これもやりなさい」と指示ばかりでは、子供は受け身になってしまいます。
「今日はどの科目からやる？」「どれくらい頑張れそう？」など、 選択肢を与え、子供自身に決めさせる ことで、自主性を育みましょう。
6. 「いつも頑張っているね」 努力を認め、労いの言葉を
結果ばかりを追い求めるのではなく、「毎日コツコツ努力していること」「諦めずに頑張っていること」など、 子供の努力を認め、労いの言葉 をかけましょう。
努力を認められることで、子供は「頑張り続けよう」という気持ちになります。
7. 「困ったことがあったら、教えてね」 相談しやすい雰囲気作り
「こんなこと聞いてもいいのかな…」と、子供は悩みを打ち明けられないことも。
「いつでも相談してね」「一緒に解決策を考えよう」など、 いつでも相談しやすい雰囲気 を作っておきましょう。
8. 「〇〇について、もっと知りたいんだね」 好奇心を刺激
子供が何かに興味を示したら、「〇〇について、もっと知りたいんだね！すごいね！」と、 好奇心を刺激する言葉 をかけてあげましょう。
そして、一緒に図書館で本を借りたり、インターネットで調べたりして、学びを深めるサポートをしてあげましょう。
9. 「勉強すると、〇〇ができるようになるよ」 学ぶメリットを伝える
「なぜ勉強しないといけないの？」という子供の疑問に答えるためには、「勉強すると、〇〇ができるようになるよ」と、 具体的なメリット を伝えてあげましょう。
例えば、「漢字を覚えると、難しい本も読めるようになるよ」「計算ができると、お買い物で役立つよ」など。
10. 「ママも昔、〇〇を勉強して、役に立ったよ」 体験談を話す
親自身の体験談を話すことで、子供は「勉強は将来役立つものなんだ」と実感することができます。
「ママも昔、英語を勉強して、海外旅行で役に立ったよ」「パパも、算数を勉強して、仕事で役立てているよ」など、具体的なエピソードを交えて話してあげましょう。
言葉かけ以外にできること
- 学習環境を整える: 小学生が集中して勉強する！集中力を高める効果的な方法＆環境づくり で紹介したように、集中しやすい学習環境を整えてあげましょう。
- 学習習慣をサポート: 小学生の学習習慣、どうすれば身につく？親ができるサポートと効果的な方法を紹介！ を参考に、お子様に合った学習習慣を身につけるサポートをしてあげましょう。
- 「楽しい！」を見つける: やる気を引き出す！小学生が楽しく勉強に取り組める工夫｜親ができるサポート の記事を参考に、お子様が「勉強って楽しい！」と思える体験を増やしてあげましょう。
まとめ｜子供のやる気を引き出す魔法
子供のやる気を引き出すには、「勉強しなさい！」と強制するのではなく、 子供が自発的に「勉強したい！」と思えるような声かけや環境作り が重要です。
この記事でご紹介した「魔法の言葉かけ」を参考に、お子様の心に寄り添いながら、温かく見守り、励ましていくことで、子供のやる気は育まれ、自ら学び続ける力が育まれていくでしょう。
