「ゲームばかりで全然勉強しない…」
「やめようって言っても、なかなかやめてくれない…」
小学生のお子様を持つママなら、一度はこんな悩みを抱えたことがあるのではないでしょうか?
現代社会において、ゲームは子どもにとって身近な娯楽の一つ。
しかし、付き合い方を間違えると、学習習慣の低下や親子ゲンカの原因にもなりかねません。
そこで重要になるのが、 親子で納得できるルール作り と 上手な声かけ です。
この記事では、小学生のゲームとの上手な付き合い方について、心理学に基づいた理論も交えながら、具体的な方法を分かりやすく解説していきます。
この記事を読めば、ゲームとの付き合い方に悩むママ・パパも、お子様と笑顔で過ごせるヒントが見つかるはず。ぜひ、最後まで読んでみてください!
なぜゲームばかり?小学生が夢中になる理由
「ゲームばかりしてないで、勉強しなさい!」
そう叱ってしまう前に、まずは なぜ子供がゲームに夢中になるのか 、その理由について理解しておきましょう。
- 達成感や爽快感を味わえる: ゲームは、クリアしたり、レベルアップしたりすることで、達成感や爽快感を味わえるように設計されています。努力が分かりやすく結果に繋がるため、子供にとって大きな魅力となっています。
- 仲間と繋がれる: オンラインゲームなどを通して、友達とコミュニケーションを取ったり、協力してゲームを楽しんだりすることで、子供は社会性を育むこともあります。
- ストレス発散: 勉強や人間関係など、子供なりにストレスを抱えていることも。ゲームの世界に没頭することで、ストレスを発散している場合もあります。
放置は危険!ゲームとの付き合い方、親が教えるべきこと
ゲームには、子供の成長を促すポジティブな側面もある一方、使い方によっては、
- 学習時間の不足
- 生活習慣の乱れ
- 運動不足
- 視力低下
- ゲーム依存症
…といったリスクも伴います。
「ゲームはダメ!」と頭ごなしに禁止するのではなく、メリット・デメリットを踏まえた上で、親子でルールを決め、守っていくこと が重要です。
【トラブル別】効果的な声かけ例集
よくあるゲームに関するトラブル別に、子供の気持ちを尊重しながら、行動を促せる効果的な声かけ を具体的な例を交えてご紹介します。
トラブル1:なかなかゲームをやめてくれない!
NG例
- 「もう1時間経ったでしょ!早くやめなさい!」
- 「いつまでやってるの?! ダラダラしないで!」
OK例
- 「あと10分経ったら、ゲーム終了の時間だよ。タイマーセットしようか?」
- 「次のゲームは、ご飯を食べてからにしようね。」
ポイント
- 事前にルールを決めておく: 「何分まで」「何時まで」など、具体的なルールを決めておくことが大切です。
- 終わり時間を意識させる: 時間に余裕を持って、ゲーム終了の時間を伝えましょう。
- 次の楽しみを用意: ゲームの後に、食事や外出など、楽しい予定を入れると、切り替えやすくなります。
トラブル2:宿題をやらずにゲームばかり…
NG例
- 「ゲームばっかりやってないで、宿題しなさい!」
- 「宿題終わるまで、ゲーム禁止!」
OK例
- 「宿題終わったら、一緒にゲームしようよ!」
- 「タイマーで時間を決めて、まずは宿題を終わらせよう。終わったら、ゲームしていいよ。」
ポイント
- 宿題とゲームの時間を決めておく: 事前に、宿題とゲームの時間を決めておくことで、ダラダラとゲームをしてしまうのを防ぎます。
- 宿題を終わらせることを優先させる: ゲームは、宿題を終わらせた後、ご褒美として与えるようにしましょう。
- 「ゲーム禁止」は逆効果: 頭ごなしに禁止すると、反発心を招き、かえってゲームへの執着心を強めてしまう可能性も。
トラブル3:ゲーム課金で高額請求…
NG例
- 「勝手に課金するなんて、どういうつもり?!」
- 「もう二度とゲームはさせない!」
OK例
- 「課金する前に、相談してくれたら良かったのに。どうして相談してくれなかったのかな?」
- 「ゲームの課金は、毎月のお小遣いの範囲内で自由に使えるけど、使いすぎると次は買えないこともあるよ。」
ポイント
- 課金について、親子で話し合っておく: 課金システムについて、子供にも分かりやすく説明し、ルールや限度額を決めておきましょう。
- 課金は「悪いこと」ではないと伝える: 頭ごなしに叱るのではなく、なぜいけないのかを丁寧に説明しましょう。
親子で納得!ゲームのルール作りのコツ
トラブルを未然に防ぎ、子供とゲームとの適切な距離感を保つためには、 「ゲームのルール」 を作ることが大切です。
しかし、一方的にルールを決めてしまうと、子供は反発してしまう可能性も。
親子で話し合い、納得のいくルール作り を心がけましょう。
【ルール作りのポイント】
- ゲームをする時間帯を決める: 夜遅くまでゲームをしない、食事中はゲームをしないなど、具体的な時間帯を決めましょう。
- ゲームをする時間の長さを決める: ダラダラと長時間プレイしないように、時間を決めておきましょう。
- ゲームをする日の頻度を決める: 毎日ではなく、週末だけ、など、頻度を決めましょう。
- 守れなかった時のペナルティを決める: ルールを守れなかった場合は、ペナルティを設けることも有効です。
- ルールは紙に書いて、見える場所に貼っておく: 「言った、言わない」を防ぐためにも、ルールは紙に書いて、子供と一緒に確認しましょう。
ゲームとの上手な付き合い方、それは…
ゲームは、使い方次第で、子供の成長を促すツールにも、学習の妨げになるものにもなりえます。
大切なのは、 頭ごなしに否定するのではなく、子供との対話を大切にする こと。
この記事で紹介した方法を参考に、ぜひ、親子でゲームとの適切な距離感を見つけてみてくださいね。
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