「うちの子、全然机に向かわない…」
「宿題やるにも、声かけないとダラダラ…」
毎日、同じことで悩んでいるママ・パパ、少なくないのではないでしょうか?
小学生のうちは、遊びや楽しいことに夢中になる時期。
なかなか学習習慣が身につかず、ヤキモキする気持ち、よく分かります。
しかし、安心してください!
正しい方法でアプローチすれば、お子様は必ず自ら学習する習慣を身につけてくれます。
この記事では、小学生が無理なく学習習慣を身につけるための効果的な方法を、心理学に基づいた理論も交えながら、具体的に解説していきます。
さらに、親ができるサポートについても詳しく解説しているので、ぜひ最後まで読んで、今日から実践してみてください!
なぜ学習習慣が大切なの?
「勉強しなさい!」と毎日ガミガミ言うのは、親にとっても辛いもの。
そもそも、なぜ小学生のうちから学習習慣を身につけることが大切なのでしょうか?
それは、学習習慣が、将来必要な「自ら学び続ける力」の土台となるからです。
学習習慣が身についていると…
- 自ら計画を立てて行動できるようになる
- 目標に向かって努力する力が身につく
- 問題解決能力が身につく
- 新しい知識や情報に自ら触れ、吸収しようとする力
…など、学習面だけでなく、社会に出ても役立つ様々なスキルを育むことに繋がります。
つまずきやすい?小学生の学習習慣
小学生の学習習慣を育む上で、まず知っておきたいことがあります。
それは、小学生にとって、学習習慣を身につけることは決して簡単ではない という点です。
小学生は、まだまだ遊びたい盛り!
楽しいことに気持ちが大きく引っ張られがちです。
大人のように「将来のために勉強しなきゃ」と、なかなか思えませんよね。
さらに、小学校低学年のうちは、集中力が持続しにくいという発達段階の特徴もあります。
そのため、「なかなか机に向かえない」「集中力が続かない」という悩みを持つお子様が多いのも事実です。
しかし、だからこそ、親のサポートが重要になってきます。
次の章では、具体的にどんなサポートをすれば良いのか、詳しく解説していきます。
【年齢別】効果的な学習習慣の身につけ方
年齢別に合わせた効果的な学習習慣の身につけ方を紹介します。
小学校低学年
- 「楽しい!」を優先!遊び感覚で学習習慣をつけるこの時期は、机に向かって長時間勉強するよりも、遊びの延長線上として、学習を楽しめる環境を作ってあげることが重要です。例えば、
- ひらがなや数字を覚えるためのカードゲーム
- 絵本を読み聞かせ
- 図鑑や百科事典で一緒に調べる
- 知育アプリやゲームを取り入れる
- 短い時間でOK! 集中できる時間を少しずつ延ばす小学校低学年のうちは、集中力が持続する時間は15分程度と言われています。
無理に長時間勉強させるのではなく、「15分集中して、終わったら休憩」など、短い時間で集中して取り組めるように、タイマーを活用するのも効果的です。 - 「できた!」を共有! 小さな成功体験を積み重ねるどんなに小さなことでも、「できた!」という成功体験を積み重ねることは、学習意欲の向上に繋がります。
ドリルが終わったら、花丸をつけてあげたり、たくさん褒めてあげたりして、達成感を味わわせてあげましょう。
小学校中学年
- 「自分で決める」ことを意識させる!この時期になると、徐々に自分の意見や意思を持つように。
「いつ」「何を」「どれくらい」など、学習に関することを自分で決めさせて、主体性を育むように意識してみましょう。 - 学習計画表を活用!自分で決めたことを実行するために、学習計画表を活用するのもおすすめです。
一週間のスケジュールを書き込み、達成できたらシールを貼ったり、チェックマークを入れたりすることで、モチベーションアップに繋がります。 - 学習環境を見直す!学習に集中しやすいように、机の周りを整理整頓したり、テレビやゲームが見えないように工夫したりするなど、学習環境を見直してみましょう。
小学校高学年
- 目標を明確にする!ただ漠然と勉強するのではなく、「〇〇小学校を受験するため」「算数のテストで80点取るため」など、具体的な目標を設定することで、学習意欲を高めることができます。目標達成シートなどを作成し、目標達成までのプロセスを可視化すると、より意欲的に取り組めるようになります。
- 学習方法を見直す!自分に合った学習方法を見つけることは、学習効率を向上させる上で重要です。
教科書の内容をまとめるのが得意な子、問題をたくさん解くのが得意な子など、お子様に合った学習方法を見つけてあげましょう。 - 学習塾や通信教育の活用も検討する一人で学習を進めるのが難しい場合は、学習塾や通信教育の活用も検討してみましょう。
プロの講師による指導や、自分に合ったペースで学習できる教材など、効果的な学習をサポートしてくれます。
親ができるサポート【今日からできること3選】
1. 「勉強しなさい!」は逆効果?
「勉強しなさい!」と口うるさく言ってしまう気持ちは分かりますが、実は逆効果になることが多いです。
子供は、「勉強=やらされているもの」と感じてしまい、学習意欲が低下してしまう可能性も。
それよりも、「今日の算数の授業はどうだった?」「漢字テスト、満点だったんだね!すごいね!」など、まずは子供の話を聞いてあげたり、学習に興味関心を持つきっかけを作ってあげましょう。
2. 一緒に目標を立ててみよう!
「〇〇ができるようになりたい」「テストで良い点数が取りたい」など、子供自身に目標を考えさせてみましょう。
目標を達成するために、どんな努力が必要なのか、親子で一緒に考えることで、より主体的に学習に取り組めるようになります。
3. 頑張りを認め、褒めてあげよう!
テストの点数や成績が上がった時だけでなく、「毎日コツコツと机に向かっている」「難しい問題にも諦めずに取り組んでいる」など、小さな努力やプロセスを認め、具体的に褒めてあげましょう。
「頑張っているんだね」「えらいね」など、言葉で伝えることで、子供の自己肯定感を高め、学習意欲の向上に繋がります。
まとめ|学習習慣は未来への投資!
小学生の学習習慣を身につけることは、一朝一夕にできることではありません。
しかし、子供の将来を考えれば、学習習慣は未来への投資と言えるでしょう。
この記事で紹介した方法を参考に、焦らず、お子様のペースに合わせて、長い目で温かく見守りながらサポートしてあげてくださいね。
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