「うちの子、ひらがなも怪しいのに、周りの子はもうスラスラ文章読んでる…」
小学校に入学して間もない頃、そう不安を抱くママも多いのではないでしょうか?
安心してください!小学1年生で勉強につまずくのは、決して珍しいことではありません。
私自身も、子供が小学校に入学したばかりの頃は、周りの子と比べてしまい、不安に感じることも多々ありました。
でも、子供には子供のペースがあるんですよね。
そこで、この記事では、10年以上、子育てをしてきた経験を通して、私が実際に試して効果があったことや、ママ友との情報交換で得た、
- 小学1年生が勉強についていけない本当の原因
- 効果的な対策方法
- 子供のやる気を引き出す具体的な方法
を、保護者の皆様が「なるほど!」と納得できるよう、具体的な事例を交えながらわかりやすく解説していきます。
この記事を読めば、お子さんのつまずきを克服し、笑顔で学習に向き合えるように導くためのヒントがきっと見つかります。
ぜひ最後まで読んで、お子さんの「できた!」を一緒に育んでいきましょう!
なぜ?小学1年生が「勉強についていけない」と感じてしまう原因
「うちの子、勉強についていけてないかも…」
そう感じるのには、いくつかの理由が考えられます。
まずは、周りの子と比較してしまっている 可能性があります。
小学校に入学すると、保育園や幼稚園時代とは違い、周りの子の学習進度が目に見えてわかるようになりますよね。
でも、ちょっと待って!
子供によって発達段階や興味・関心は全く異なるもの。
周りの子と比べるのではなく、「昨日より今日、できるようになったこと」に目を向けてあげることが大切です。
また、「勉強=難しい、つまらない」というイメージを子供が持っていることも、勉強についていけないと感じてしまう原因の一つです。
小学校入学前は、遊び感覚で楽しく学習に取り組めていた子も、小学校に入ると、机に向かって鉛筆を持ち、集中して問題を解かなければならない時間が増えます。
この変化に戸惑いを感じ、勉強に対して苦手意識を持ってしまう子も少なくありません。
小学1年生が「勉強についていけない」と感じてしまう原因を探る
では、具体的にどのような原因で小学1年生は勉強についていけないと感じてしまうのでしょうか?
ここでは、私が実際に経験した例や、ママ友から聞いた話をもとに、大きく分けて3つの原因とその内容を詳しく解説して行きます。
環境要因
学習環境:勉強に集中できる環境が整っていない
「うちの子、リビングで宿題しようとするんだけど、テレビやゲームが気になって全然集中できないのよね…」
そう悩むママ友は少なくありません。
リビング学習は、親子のコミュニケーションが取りやすく、子供の学習状況を把握しやすいというメリットがある一方、テレビやゲームなど、気が散るものが多く、集中力を維持するのが難しいというデメリットもあります。
特に、周りの刺激に敏感な子や、集中力が途切れやすい子の場合は、リビング学習ではなく、子供部屋など、静かで集中しやすい環境に、専用の学習スペースを作ってあげることが効果的です。
学習スペースを作る際は、
- 机の高さが合っているか
- 照明は明るすぎず、暗すぎないか
- 椅子は座り心地が良いか
など、子供が快適に学習できる環境かどうかをチェックしてあげましょう。
生活習慣:睡眠不足や運動不足の影響
「昨日は夜更かししちゃったから、今日の朝はなかなか起きられなかったみたい…。」
そんな経験、ありませんか?
睡眠不足は、集中力や記憶力、思考力の低下に繋がり、学習効率を著しく下げてしまいます。
また、睡眠不足は、体力低下や免疫力低下にも繋がるため、風邪をひきやすくなったり、体調を崩しやすくなったりする可能性もあります。
早寝早起き、バランスの取れた食事など、規則正しい生活習慣を心がけることは、学習だけでなく、健やかな成長のためにも非常に大切です。
また、「最近、運動不足気味かも…」と感じているママもいるのではないでしょうか?
実は、適度な運動は、脳を活性化させ、集中力や記憶力、思考力を高める効果があると言われています。
さらに、運動によってストレス hormone が減少することで、リラックス効果も期待できます。
外で元気に遊ぶ時間だけでなく、
- 親子でストレッチをする
- 近所を散歩する
- 公園で遊具遊びをする
など、日常生活の中に、体を動かす習慣を取り入れてみてはいかがでしょうか。
親の関わり方:過度なプレッシャーを与えていないか
「なんでこんな簡単な問題も解けないの!」
ついつい、子供を叱ってしまうことはありませんか?
でもちょっと待って!
親の過度な期待やプレッシャーは、子供のやる気を削ぎ、勉強嫌いにしてしまう可能性があります。
「勉強しなさい!」「早く宿題終わらせなさい!」と口うるさく言うのではなく、「今日はどんなことを勉強したの?」「難しい問題にも挑戦しているね!」など、子供の頑張りを認め、励ます言葉を積極的にかけてあげましょう。
子供側の要因
小学校入学の準備不足
「小学校に入学するまでに、どんなことをしておけばよかったんだろう…」
そう感じるママもいるかもしれません。
小学校入学前に、文字や数字の読み書き、計算などを完璧にマスターしておく必要はありません。
しかし、小学校入学の準備として、
- 鉛筆を正しく持つ
- 椅子に座って話を聞く
- 自分の持ち物を管理する
- 周りの人とコミュニケーションを取る
といった、基本的な生活習慣や学習習慣、社会性を身につけておくことは大切です。
就学前に、保育園や幼稚園などで、集団生活の中でルールやマナーを学んだり、友達と関わる中で社会性を育んだりする経験を通して、小学校入学に向けて、スムーズに適応できるよう促しましょう。
学習習慣:集中力や持続力の不足
「うちの子、すぐに集中力が切れちゃって…」
小学1年生は、まだ集中力が持続しにくい年齢です。
一つのことに集中できる時間は、個人差もありますが、10分~15分程度と言われています。
そのため、長時間、机に向かって勉強し続けることは、子供にとって大きな負担となります。
「まだ1年生だから…」と安心するのではなく、小学校入学を機に、
- 決まった時間に勉強する
- 決められた時間内に宿題を終わらせる
など、正しい学習習慣を身につけるためのサポートをしていくことが大切です。
モチベーション:勉強への興味関心の薄さ
「どうすれば、子供は自分から勉強してくれるの?」
多くの親が抱える悩みの一つですよね。
子供が勉強に興味を持てないのは、
- 勉強の楽しさを知らない
- 勉強の必要性を感じていない
- 自分に自信がない
といった理由が考えられます。
「勉強は将来のために必要だから…」と、頭ごなしに言うのではなく、
- 勉強を通して、新しい発見や感動があること
- 勉強したことを活かして、色々なことができるようになること
を、子供が実感できるような働きかけが大切です。
学習障害の可能性:特定の学習に著しい困難を示す
学習障害とは、知的な発達に遅れがないにもかかわらず、読み書きや計算など、特定の学習領域に著しい困難を示す発達障害です。
代表的な学習障害としては、
- 読み書き障害(ディスレクシア):文字の読み書きに著しい困難を示す
- 算数障害(ディスカリキュリア):数や計算に関する理解や処理に困難を示す
などがあります。
学習障害は、早期発見・早期支援が重要です。
「もしかして、うちの子は学習障害かも…」と感じたら、一人で抱え込まず、専門機関に相談してみましょう。
親がやってしまいがちなNG行動
良かれと思ってやっていることが、実は逆効果になっていることも…。
ここでは、親がやってしまいがちなNG行動を3つご紹介します。
結果ばかりを追い求める
「テストで100点取ってね!」
もちろん、親として、子供のことを思っての言葉でしょう。
しかし、結果ばかりを追い求めることは、子供に過度なプレッシャーを与え、勉強へのモチベーションを低下させてしまう可能性があります。
大切なのは、結果よりも、努力した過程を認めてあげることです。
たとえテストの点が悪くても、「最後まで諦めずに頑張ったね」「難しい問題にも挑戦したね」と、努力した過程を具体的に褒めてあげましょう。
他の子と比較する
「○○ちゃんは、もう九九を全部覚えたらしいよ」「△△くんは、塾に通い始めたんだって」
ついつい、周りの子と比べてしまう気持ちも分かります。
しかし、子供は、親の何気ない一言で深く傷ついてしまうことがあります。
他の子と比較することは、子供の自己肯定感を下げ、劣等感を抱かせてしまう可能性もあるため注意が必要です。
子供の個性やペースを尊重し、「あなたはあなたのままでいいんだよ」と、無条件に愛されていることを伝えてあげましょう。
叱ってばかりいる
「なんでこんなこともできないの!」「何回言ったらわかるの!」
毎日、ガミガミ叱ってばかりいると、子供は委縮してしまい、自分から行動したり、チャレンジしたりすることを恐れてしまうかもしれません。
もちろん、時には、厳しく叱ることも必要ですが、叱る時は、
- 感情的に怒鳴ったり、人格を否定するような言い方をしない
- なぜダメだったのかを、具体的に説明する
- 改善策を一緒に考える
など、冷静に、子供の目線に立って接することが大切です。
【原因別】小学1年生の「勉強についていけない」に対する効果的な対策方法
「勉強についていけない原因は分かったけれど、具体的にどんな対策をすればいいの?」
そうお悩みの方も多いのではないでしょうか?
ここでは、これまで解説してきた原因別に、効果的な対策方法を具体的に紹介していきます。
学習習慣の未形成に対する対策
小学校入学前に、決まった時間に机に向かう習慣や、鉛筆を正しく持つ習慣などが身についていない場合は、まずは、基本的な学習習慣を身につけることから始めましょう。
- 決まった時間に勉強する習慣を身につける毎日、決まった時間に勉強をする習慣をつけることは、学習リズムを整える上で非常に大切です。最初は、短い時間から始め、徐々に時間を延ばしていくと良いでしょう。また、夕食後や寝る前など、子供が集中しやすい時間帯を見つけて、学習時間を設定するのも効果的です。
- 具体的な方法:時間割を作る、タイマーを使う時間割を作る際は、子供の意見を聞きながら、一緒に考えると、無理なく続けられます。また、タイマーを活用することで、「あと〇分で終わり!」という目標を立てることができ、集中力を維持しやすくなります。
集中力の持続時間に対する対策
小学1年生は、まだ集中力が持続しにくい年齢です。
無理に長時間、勉強させようとせず、短時間集中と休憩を繰り返しながら、集中力を高めていく工夫をしましょう。
- 短時間集中と休憩を繰り返すストップウォッチやタイマーを使って、「25分勉強したら5分休憩」といったように、時間を区切って学習することで、集中力を維持しやすくなります。休憩時間には、軽いストレッチや、好きな遊びを取り入れるのも効果的です。
- 集中しやすい環境を整える勉強する場所の周りに、おもちゃや漫画など、気を散らすものがないか確認しましょう。また、テレビやゲームはもちろんのこと、スマートフォンなども視界に入らないようにしておきましょう。
- 集中力を高めるゲームやトレーニング最近は、楽しみながら集中力を高めることができるゲームやトレーニング方法もたくさんあります。例えば、「神経衰弱」や「ジグソーパズル」、「迷路」なども、集中力を養う効果が期待できます。
学習環境に対する対策
子供が勉強に集中するためには、快適な学習環境を整えてあげることが大切です。
- 勉強に集中できるスペースを作るリビング学習をしている場合は、ダイニングテーブルではなく、専用の学習机と椅子を用意してあげましょう。子供部屋がない場合は、リビングの一角に、パーテーションや間仕切りを使って、学習スペースを作ってあげるのも良いですね。
- テレビやゲームなど、気を散らすものを視界から排除勉強中は、テレビやゲームはもちろんのこと、スマートフォンなども視界に入らないようにしましょう。また、兄弟がいる場合は、勉強時間中は、別の部屋で遊んでもらうなど、配慮が必要です。
基本的な生活習慣に対する対策
規則正しい生活習慣は、集中力や学習意欲を高めるだけでなく、心身の健康を保つ上でも非常に大切です。
- 睡眠時間をしっかりと確保する睡眠不足は、集中力や記憶力、思考力の低下に繋がります。小学生に必要な睡眠時間は、9~11時間程度と言われています。寝る前にスマートフォンやタブレットを触る習慣をやめさせたり、ブルーライトカット眼鏡をかけたりするのも効果的です。
- バランスの取れた食事を心がける脳のエネルギー源となる糖質、集中力や記憶力を高める効果のあるDHAやEPA、ビタミンB群などを積極的に摂るように心がけましょう。インスタント食品やお菓子ばかりではなく、ご飯、味噌汁、野菜、魚など、栄養バランスの取れた食事を摂ることが大切です。
- 適度な運動を取り入れる適度な運動は、ストレス発散になるだけでなく、脳を活性化させ、学習効率の向上にも繋がります。毎日、外で遊ばせる時間を取ったり、週末には、家族で公園に出かけたりするのも良いですね。
学習方法のミスマッチに対する対策
子供によって、得意な学習方法は異なります。
一方的に教えるだけの学習方法では、子供の興味関心を引きつけにくく、学習効果も半減してしまいます。
- 子供の得意な学習方法を見つける視覚優位な子、聴覚優位な子、体感覚優位な子など、子供によって、得意な学習方法は異なります。例えば、
- 視覚優位な子は、図鑑やイラストなど、視覚的に情報が入ってくると理解しやすい傾向があります。
- 聴覚優位な子は、CDや動画など、耳から情報が入ってくると理解しやすい傾向があります。
- 体感覚優位な子は、実際に体を動かしたり、体験したりすることで、理解が深まる傾向があります。
得意・不得意に対する対策
- 得意な教科を伸ばして、自信をつけさせる子供は、得意なことを認められると、自信を持つことができます。得意な教科は、どんどん伸ばしてあげましょう。
- 苦手な教科も、克服できるようにサポートする苦手な教科は、子供にとって、苦痛でしかありません。無理強いするのではなく、「一緒に頑張ろうね」と寄り添いながら、克服できるようサポートしてあげましょう。
発達障害の可能性に対する対策
発達障害の可能性が考えられる場合は、一人で悩まず、専門機関に相談してみることが大切です。
- 専門機関に相談し、適切なアドバイスを受ける学校や教育委員会、発達障害者支援センターなどに相談窓口があります。
- 必要に応じて、専門家のサポートを受ける専門家のサポートを受けることで、子供に合った学習方法や、生活上のアドバイスを受けることができます。
【教科別】小学1年生がつまづきやすいポイントと対策
小学1年生が、具体的にどの教科の、どんなところでつまずきやすいのか、その対策方法と合わせて解説して行きます。
算数
つまずきポイント
- 数概念の理解不足数字は読めるけれど、数の大小関係や、数の概念が理解できていない場合があります。
- 計算ミスが多い集中力が続かず、ケアレスミスが多い、繰り上がり・繰り下がりの概念が理解できず、計算ミスが多いなど。
- 文章題が苦手文章を読んで、何を求められているのかを理解することが難しい場合があります。
対策方法
- 具体物を使った学習ブロックや積み木、お金など、具体物を使うことで、数概念を視覚的に理解することができます。
- 計算ドリル繰り返し計算問題を解くことで、計算力を身につけることができます。最近は、キャラクターものや、ゲーム感覚で楽しめるドリルなど、様々な種類があります。
- 図解を使った解説文章題が苦手な場合は、図解を使って問題を視覚化することで、理解を促すことができます。
国語
つまずきポイント
- ひらがなの読み書きひらがなを覚えるのに時間がかかったり、鏡文字を書いてしまったりするなど。
- 語彙力不足言葉の意味が分からなかったり、文章を読んでも内容を理解することが難しい場合があります。
- 文章読解が苦手文章を最後まで読むことができなかったり、登場人物の気持ちを読み取ることが苦手だったりするなど。
対策方法
- 絵本読み聞かせ幼児期から絵本を読み聞かせる習慣をつけることで、自然と文字や言葉に興味を持つようになります。
- フラッシュカードひらがなやカタカナ、漢字などを覚える際に、フラッシュカードを使うと、視覚的に覚えることができます。
- 音読の習慣化音読は、読解力だけでなく、集中力や記憶力の向上にも効果があります。毎日、短い文章でも良いので、音読する習慣をつけましょう。
その他:生活、音楽、図工など
各教科の特性に合わせた学習方法を紹介
- 生活生活科では、日常生活を通して、様々なことを学んでいきます。例えば、
- 学校の周りを探検して、植物や生き物を観察したり
- 野菜を育てて、収穫の喜びを味わったり
- 簡単な料理に挑戦したり
- 音楽音楽科では、歌ったり、楽器を演奏したり、音楽を聴いたりすることで、感性を育みます。音楽に合わせて体を動かしたり、リズム遊びをしたりするのも良いでしょう。
- 図工図工科では、絵を描いたり、工作をしたり、粘土を触ったりすることで、創造力を育みます。子供の発想力や想像力を育むために、大人は、「上手だね」「すごいね」と褒めてあげることが大切です。
体験を通して学ぶことの大切さ
生活、音楽、図工などの教科は、机に向かって勉強するだけでなく、実際に体験することで、より深く理解することができます。
子供の興味関心を引き出し、楽しみながら学習できる環境を整えてあげましょう。
子供のやる気を引き出す方法:勉強が楽しくなる3つの秘訣
「勉強しなさい!」と、毎日ガミガミ言うのは、親も子供もストレスが溜まりますよね。
子供自身が、「勉強って楽しい!」と感じ、「自分から進んで勉強する!」という気持ちを引き出すために、効果的な3つの秘訣を紹介しましょう。
ポジティブな声かけ
子供は、褒められると、嬉しい気持ちになり、もっと頑張ろうという気持ちになります。
- 具体例:「よく頑張ったね!」「すごいね!」些細なことでも良いので、子供の頑張りを認め、具体的に褒めてあげましょう。例えば、
- 「難しい問題にも挑戦できたね!」
- 「字が前より綺麗になったね!」
- 「最後まで諦めずに頑張ったね!」
- 努力を認め、褒めることを意識する結果だけでなく、努力した過程を褒めることで、子供は、努力することの大切さを学ぶことができます。
子供の興味に合わせた学習法
子供によって、興味や関心は異なります。
子供の個性に合わせた学習方法を見つけてあげましょう。
- 好きなキャラクターやテーマを取り入れる例えば、
- 電車が好きな子供には、電車の図鑑やDVDを見せながら、数字や漢字を教えたり
- 動物が好きな子供には、動物園に連れて行って、動物の名前を覚えさせたり
- 虫が好きな子供には、一緒に虫取りに行って、観察日記を書かせたり
- ゲーム感覚で学べる教材やアプリを活用する最近は、ゲーム感覚で楽しく学習できる教材やアプリがたくさんあります。遊びながら自然と学習できるものを取り入れてみましょう。
達成感を味わえる目標設定
「いつか、漢字を全部覚えられるようになりたいな…」
漠然とした目標ではなく、
- 「今日は、このドリルを1ページ終わらせよう!」
- 「今週中に、九九の2の段を覚えよう!」
といったように、具体的で達成しやすい、短期的な目標を立てることがポイントです。
- 小さな目標を立て、クリアする喜びを経験させる目標を達成したら、一緒に喜び、褒めてあげましょう。小さな成功体験を積み重ねることで、子供の自信に繋がり、学習意欲の向上に繋がります。
- 目標達成シートやカレンダーを活用する目標達成シートやカレンダーを使って、目標達成度を「見える化」することで、子供のモチベーション維持に繋げることができます。100円ショップなどで、可愛いシールやスタンプなどを用意しておくと、子供も喜んでくれますよ。
勉強についていけない状態から脱却! おすすめ教材・アプリ
「色々な教材やアプリがあって、どれを選べばいいか分からない…」
ここでは、数ある教材やアプリの中から、低学年のお子さんに特におすすめのものを厳選してご紹介します。
教材選びのポイント
- 子供の興味関心に合っているか子供が「面白そう!」「やってみたい!」と思える教材を選びましょう。
- レベルに合っているか簡単すぎても、難しすぎても、子供のやる気を削いでしまいます。子供のレベルに合った教材を選ぶことが大切です。
- 無理なく続けられるか高額な教材や、毎日の学習時間が長すぎる教材は、続けることが難しく、逆効果になる可能性もあります。無理なく続けられる教材を選びましょう。
低学年向け通信教育
無学年式教材
- RISU算数算数に特化した、タブレット学習教材です。子供のレベルに合わせて、問題が自動的に調整されるため、つまづきにくく、先取り学習も可能です。
- すらら国語、算数、英語などの主要科目を学習できる、タブレット学習教材です。アニメーションを使った授業や、ゲーム感覚で学べる問題など、子供が飽きずに学習できる工夫が満載です。
タブレット学習
- 進研ゼミ小学講座教科書に沿った内容を、タブレットを使って学習することができます。キャラクターが登場するアニメーション授業など、子供が楽しく学習できる工夫もされています。
- スマイルゼミ教科書の内容はもちろんのこと、プログラミングや英語など、幅広い分野を学習することができます。専用タブレットを使って、紙のドリルと同じように、書き込みながら学習することができます。
体験型教材
- ワンダーボックスSTEAM教育を取り入れた、体験型の学習教材です。毎月届くキットを使って、遊びながら、思考力や創造力を育むことができます。
その他
- Z会思考力や表現力を育むことを目的とした教材です。レベルやコースが細かく分かれているため、子供の学力に合った教材を選ぶことができます。
- ドラゼミ「ドラえもん」のキャラクターと一緒に、楽しく学習することができます。学習習慣が身につくように、毎日、短い時間で学習できる工夫がされています。
学習アプリ
算数
- トドさんすうゲーム感覚で、算数の基礎を学ぶことができます。可愛いキャラクターが登場するので、小さな子供でも楽しく学習することができます。
- シンクシンクパズルゲームを通して、思考力や空間認識能力を育むことができます。無課金でも、十分に楽しむことができます。
国語
- えほん広場!絵本を読みながら、自然と文字を覚えることができます。人気絵本がたくさん収録されているので、子供も飽きずに楽しめます。
無料で使える学習サイト
- ちびむすドリル幼児から小学生まで、幅広い年齢層に対応した学習プリントを、無料でダウンロードすることができます。
- 学習プリント.com国語、算数、理科、社会など、様々な教科の学習プリントを、無料でダウンロードすることができます。
親御さんのメンタルケアも忘れずに
「うちの子だけ…」「なんでこんなにできないの…」
そう自分を責めてしまうこともあるかもしれません。
でも、ちょっと待って!
子育ては、決して楽なものではありません。
一人で抱え込みすぎず、時には、周りの人に頼ったり、息抜きをすることも大切です。
- 焦らず、子供のペースに合わせてあげましょう周りの子と比べることなく、お子さん一人ひとりのペースに合わせて、学習習慣を身につけていきましょう。
- 自分を責めすぎないでうまくいかないことがあっても、「昨日より今日、できるようになったこと」に目を向け、前向きに進んでいきましょう。
- 周りの人に相談したり、息抜きをすることも大切パパやママ友、学校の先生などに、悩みを相談したり、愚痴を聞いてもらうだけでも、気持ちが楽になります。また、自分のための時間を作って、リフレッシュすることも大切です。好きなことをしたり、美味しいものを食べたり、ゆっくりとお風呂に入ったり、自分なりのリフレッシュ方法を見つけましょう。
まとめ|焦らず、子供のペースで成長を見守ろう
この記事では、「小学1年生が勉強についていけない」と感じるときに考えられる原因と、具体的な対策方法について詳しく解説しました。
記事の中で何度もお伝えしたように、大切なのは周りの子と比べることではなく、お子さん一人ひとりのペースに合わせて、学習習慣を身につけていくことです。
そして、何よりも大切なのは、「学ぶことは楽しい!」と子供が感じられるように、親が寄り添い、励まし、共に成長していくことです。
焦らずマイペースに、お子さんの「できた!」を一緒に喜びながら、学習の楽しさを伝えていきましょう!
よくある質問
1年生のうちは、勉強よりも遊びを優先した方が良い?
「1年生のうちは、まだ遊びが大切」
そう考える方もいるかもしれません。
もちろん、遊びは、子供の成長にとって非常に大切なものです。
しかし、小学校入学を機に、学習習慣の基礎を築いておくことは、今後の学習をスムーズに進める上で、非常に重要になります。
遊びを通して、様々な経験を積むことも大切ですが、
- 毎日、決まった時間に勉強する習慣をつける
- 読み聞かせなどを通して、文字や言葉に触れ合う機会を増やす
- 数字や図形など、算数の基礎となる概念を、遊びの中で自然と身につける
など、遊びと学習をバランス良く取り入れながら、無理のない範囲で、学習習慣を身につけていきましょう。
塾に通わせるべきか悩んでいます。
「周りの子は、みんな塾に通ってるみたいだし…」「うちの子も、塾に通わせた方がいいのかな…」
そう悩むママ友も多いです。
塾に通わせるかどうかは、子供の性格や学習進度、そして、家庭の教育方針などを考慮して、判断する必要があります。
塾に通わせるメリット
- 経験豊富な講師から、質の高い授業を受けることができる
- 同じ目標を持った仲間と学習することで、モチベーションを維持できる
- 定期的なテストや面談を通して、子供の学習状況を把握することができる
塾に通わせるデメリット
- 金銭的な負担が大きい
- 塾の宿題や通塾時間などで、子供の負担が大きくなる可能性がある
- 塾の学習ペースに合わせなければならず、子供のペースで学習できない場合がある
塾に通わせる場合は、体験授業などを利用して、子供との相性や、塾の雰囲気などを確認してから決めるようにしましょう。
発達障害の可能性があるか心配です。
「うちの子、もしかして、発達障害なのかも…」
そう感じたら、一人で悩まず、専門機関に相談してみることが大切です。
相談先は、
- 発達障害者支援センター
- 教育センター
- 小児科
- 児童精神科
- 心療内科
などがあります。
早期発見・早期支援が重要なので、「もしかして…」と感じたら、早めに相談するようにしましょう。
他の保護者の体験談とその乗り越え方
「うちの子だけじゃなかったんだ…!」
そう思ってもらえたら嬉しいです。
ここでは、「うちの子、勉強についていけない…」と悩んでいたママ友の体験談と、その乗り越え方についてご紹介します。
Aさんは、息子さんが小学校に入学してから、勉強についていけないことに悩んでいました。
「ひらがなもなかなか覚えられないし、数字も数えられない…。周りの子は、もうスラスラ文章を読んだり、簡単な計算問題を解いたりしているのに…」
Aさんは、焦り、不安を感じ、息子さんを叱ってしまうこともあったそうです。
しかし、Aさんは、息子さんのペースに合わせて、ゆっくりと学習を進めていくことにしました。
そして、
- 毎日、絵本を読み聞かせ
- ひらがなや数字を、遊びの中で自然と覚える工夫
- できたことを褒めて、自信をつけさせてあげる
ことを心がけました。
その結果、息子さんは、徐々に、学習に興味を示すようになり、今では、自分から進んで勉強するようになったそうです。
Bさんは、娘さんが、算数の文章題が全く解けないことに悩んでいました。
「文章を読んでも、何を聞かれているのか理解できないみたいなの…。」
そこで、Bさんは、
- 文章題を、図や絵を使って、視覚的に分かりやすく説明する
- 娘さんのペースに合わせて、ゆっくりと問題を解く
- 諦めずに、最後まで解き切ることができた時は、一緒に喜んであげる
ことを心がけました。
その結果、娘さんは、徐々に、文章題にも慣れ、今では、難しい問題にも、積極的に挑戦するようになったそうです。
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