「うちの子、算数が苦手で…」
「計算ミスが多くて、なかなかテストの点数が上がらない…」
小学生のお子さんを持つママ・パパにとって、算数の苦手意識は、大きな悩みの種ですよね。
算数は、積み重ねの教科。
一度つまずいてしまうと、その後の学習内容が理解しにくくなり、苦手意識をさらに深めてしまう悪循環に陥ってしまいます。
しかし、安心してください!
正しい方法でアプローチすれば、算数の苦手意識を克服し、得意科目にすることも夢ではありません。
この記事では、小学生が算数でつまずきやすいポイント と、 その克服方法 を、具体的な例を交えながら分かりやすく解説していきます。
さらに、算数を得意にするためのコツ や、親ができるサポート についても詳しく解説しているので、ぜひ最後まで読んで、お子様の算数学習に役立ててくださいね!
小学生が算数でつまずきやすいポイントは?
算数は、抽象的な概念や複雑な計算など、小学生にとって理解が難しい要素が多く含まれています。
特に、以下のポイントでつまずくお子様が多いようです。
1. 数の概念の理解不足:
* 10進法や位取りなど、数の基本的な概念が理解できていないと、その後の計算や文章題でつまずきやすくなります。
2. 計算力の不足:
* 計算ミスが多い、計算に時間がかかるなど、計算力が不足していると、算数の問題を解く際に大きなハンデになります。
3. 図形感覚の弱さ:
* 図形の性質や空間認識能力が未発達だと、図形問題を解くのが難しくなります。
4. 文章題の読解力不足:
* 文章を正確に理解し、必要な情報を読み取る力が不足していると、文章題を解くことができません。
5. 算数に対する苦手意識:
* 過去の失敗体験や、周りの子と比べてできないと感じることなどから、算数に対して苦手意識を持ってしまい、学習意欲が低下してしまう。
* 苦手意識を克服し、学習意欲を高める言葉かけについてはこちらの記事も参考にしてみてください。
【ポイント別】克服方法&算数を得意にするコツ
つまずきやすいポイント別に、効果的な克服方法と、算数を得意にするためのコツを解説していきます。
1. 数の概念を楽しく理解!
- 具体物を使って視覚的に:
- ブロックや積み木など、具体物を使って、数の概念を視覚的に理解させてあげましょう。
- 10個のブロックをまとめて1つの塊にすることで、10進法の概念を教えたり、位取り表を使って、数字の桁と大きさの関係を視覚的に示したりするのも効果的です。
- ゲーム感覚で:
- カードゲームやボードゲームなど、遊びを通して、数を楽しく学ぶことができます。
- 例えば、トランプで神経衰弱をしたり、すごろくで数を数えながら進んだりするのもおすすめです。
- 日常生活の中で:
- お菓子を分けるとき、お買い物をするときなど、日常生活の中で数を使う場面を見つけて、一緒に数えてみましょう。
- 「このりんごは3個で100円だね」「お兄ちゃんはクッキーを4枚食べたから、残りは2枚だね」など、具体的な場面と関連付けることで、数の概念を理解しやすくなります。
2. 計算力をUP!
- 反復練習は必須:
- 計算ドリルなどを活用し、毎日コツコツと計算練習を積み重ねることで、計算力は確実にアップします。
- 毎日、短時間でも良いので、継続して練習することが大切です。
- 計算ミスが多い場合は、その原因を分析:
- 位取りを間違えている、繰り上がり・繰り下がりのミスが多いなど、計算ミスの原因を分析し、その部分を集中的に練習しましょう。
- ミスのパターンを把握することで、効率的に克服することができます。
- 計算のコツを教える:
- 暗算のコツや、筆算の工夫など、計算を楽にする方法を教えることで、計算に対する苦手意識を減らすことができます。
- 例えば、「九九」を覚えるための歌や語呂合わせを教えたり、筆算の際に繰り上がりや繰り下がりをメモする習慣をつけさせたりするのも効果的です。
3. 図形感覚を養う!
- 図形パズル:
- パズルを通して、図形の形や性質を遊びながら学ぶことができます。
- ジグソーパズル、タングラム、ブロックなど、様々な種類のパズルに挑戦させてみましょう。
- 折り紙:
- 折り紙を折ることで、図形の対称性や角度などを体感的に理解することができます。
- 折り紙の本を参考に、色々な作品に挑戦させてみましょう。
- 積み木:
- 積み木を積み重ねることで、空間認識能力を高めることができます。
- 高さを競ったり、色々な形を作ったり、自由に遊ばせてあげましょう。
- 図形を実際に描いてみる:
- 定規やコンパスを使って、図形を実際に描いてみることで、図形に対する理解を深めることができます。
- 正方形、三角形、円など、基本的な図形から始めて、徐々に複雑な図形に挑戦させてみましょう。
4. 文章題を解くコツをマスター!
- 問題文を丁寧に読む:
- キーワードに線を引いたり、図や表にまとめたりすることで、問題文を正確に理解することができます。
- 特に、問題文が長い場合は、重要な部分を見落とさないように、丁寧に読む習慣をつけさせましょう。
- 必要な情報を読み取る:
- 問題文の中から、計算に必要な情報だけをピックアップする練習をしましょう。
- 余分な情報に惑わされず、必要な情報を見抜く力が重要です。
- 図や表を活用:
- 文章で書かれた情報を、図や表に整理することで、視覚的に理解しやすくなります。
- 特に、数量の関係が複雑な問題では、図や表にまとめることで、整理しやすくなります。
- 文章題のパターンを理解:
- 和差算、分配算、速さなど、文章題にはいくつかのパターンがあります。典型的なパターンを理解することで、問題を解きやすくなります。
- 過去問などを参考に、パターン別に問題を解く練習をしてみましょう。
5. 算数への苦手意識を克服!
- 小さな成功体験を積み重ねる:
- 簡単な問題から始め、少しずつ難しい問題に挑戦していくことで、自信をつけ、「できる!」という成功体験を積み重ねていきましょう。
- 【体験談】勉強嫌いな子が変わった!やる気をアップさせる魔法の習慣の記事で、具体的な方法を紹介しています。
- 「算数は楽しい!」と思える体験:
- 算数ゲームやパズルなど、楽しみながら算数に触れる機会を増やすことで、算数に対する苦手意識を減らすことができます。
- 算数に関する絵本や図鑑などもおすすめです。
- 親の励まし:
- 「算数は難しい」という固定観念を植え付けず、「きっとできるよ」「諦めないで頑張ろう」と、温かく励ましてあげましょう。
- 親の励ましは、子供にとって大きな支えになります。
- 【小学生】勉強嫌い克服!子供の学習意欲を高める言葉かけ10選 の記事も参考にしてみてください。
親ができるサポート
- 「算数は楽しい!」という雰囲気:
- 親が「算数は難しい」「苦手だった」など、ネガティブな言葉を口にしないようにしましょう。
- 算数ゲームを一緒に楽しんだり、日常生活の中で算数を使う場面を見つけて、一緒に考えたりすることで、「算数は楽しい!」という雰囲気作りを心がけましょう。
- 焦らず、子供のペースに合わせて:
- 子供の理解度やペースに合わせて、ゆっくりと丁寧に教えてあげましょう。
- 理解できないことを無理強いしたり、焦って叱ったりするのは逆効果です。
- 比較はNG:
- 周りの子と比較するような発言は、子供の自信を傷つけ、やる気をなくしてしまう可能性があります。
- 他の子と比べるのではなく、過去の自分と比べて、「前はできなかったけど、できるようになったね!」と、成長を認めてあげましょう。
- 相談しやすい環境:
- 「分からないことがあったら、いつでも聞いてね」と、子供が安心して質問できる環境を作ってあげましょう。
- 質問しやすい雰囲気を作ることで、子供は疑問を解消しやすくなり、学習意欲を高めることができます。
まとめ|算数を得意にする第一歩!
算数は、積み重ねの教科。
だからこそ、つまずきやすいポイントを早期に克服し、基礎をしっかりと固めること が重要です。
この記事でご紹介した方法を参考に、お子様が算数を得意科目にするための第一歩を踏み出せるよう、サポートしてあげてくださいね。