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お知らせ - ブナの森の水

ブナの森の水

カテゴリ : 
随筆
執筆 : 
ecomaster 2010-3-20 10:20
      鶴見 実
さる人に頼まれて、水環境ネット東北というNPO組織の開催したフォーラムに、ある夢を持って参加した。

夢とは、「弘前市内で水道の蛇口をひねれば白神の森の水が飲める」ことだ。
 国土交通省などから助成金を得て、ダムの工事事務所の人たち、建設コンサルタント、岩木川を考える会などを集めている。
 津軽ダムは必要か、そういう話し合いをする会であった。
「NPOを通じて市民の意見を聞いた」という"実績"が津軽ダム工事の免罪符になっては困ると辛口の発言をすると、主催者側の女性は「御用NPOにはならない」と宣言なさった。
合意を得ることが目的ではなく、お互いの意見を言い・違う考え方を理解するというものである。

この会で工事関係者は、「市民が節水に協力し川を汚さないなら、ダムはいらない」と、素直に市民の意見を求める。「自分の首を絞めるかもしれない」と言いながら、「なにもしないことが、川にとって一番良いのだ」という建設コンサルタントもいた。
津軽ダム発案当初の、右肩上がりの人口増加はもう無い。絶対的な水不足は起こらないとしても、元々水の十分でない岩木川流域では、各戸に水洗トイレや風呂の普及で使用水量が上がっている。
 六、七月、弘前市内の岩木川の水量は極端に減り、水質は悪化してしまう。農地からの流入や生活排水そして処理場の排水が入り込んで、関東の河川水なみの汚水である。
 世界遺産白神山地のお膝元で、日本有数のダイオキシン濃度の川泥を持つ岩木川の水を、浄化し飲まねばならない。
ダムは当初の目的を変更し、水の安定供給、水質向上といった多目的ダムを津軽ダムの標語とするようになった。
岩木川流域の住民を末代まで幸せにするには、「蛇口から、白神のブナ林の水が飲める」そういう日本一の水を確保する努力があるべきではないか。
本音を話し、実態に合わせて最善の道を探れないものであろうか。お金をかけて自然を破壊する愚に気付き、一時の利便性をすてる時代が来ていると思われるのに。
そのお金を、もっと長い世代にわたって幸せになれる本質的な水道工事に使えないものだろうか。

最近ペットボトルの水を飲む人が増えた。しかしこの水は今の水道水よりも汚いものがある。ペットボトルを買うぐらいなら、水道料金が倍になっても良い。トイレ用の中水道施設を普及させても良い。
それを絵空事というかもしれない。絵空事を収支計算で示し、何年で元が取れるか、負担はどれくらい増えるか。ケーススタディをして一般市民の理解を得る努力をしたらどうだろう。
今年度のはじめに国土省が「地元NPOの合意を得て開発計画を立てろ」というのは、そういうことではないのか。
そのようなことは当の国土省だって初めてなのだ。津軽では、ゴミ十二分別の知恵を生かして、おいしいブナの森の水を飲めないものか。



鶴見実
弘前大学 理工学部 地球環境学科 大気水圏環境学講座 教授
HEP21理事長

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